殿堂解除発表について(アストラルリーフ型成長ダンテ)

1月20日のwhfで殿堂、プレミアム殿堂化の発表に先立って「殿堂解除」発表がありました。ここではそれらのカードの今後環境へ与える影響について考察していきます。

 

アストラルリーフ

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2004年に殿堂し、ほとんど使えなくなっていたカードですね。殿堂カードになっても使われるカードは多くありますが、種族指定の進化先を

要求するこのカードのピン刺しはほとんど意味がありませんからね。

 

解除発表がされてから一番に話題になっていたのはアストラルリーフを使った成長ミラダンテですね。先に結論から言ってしまうと僕は割と否定的です。(ここから先の成長ダンテの話はミラダンテが殿堂しなかった世界線の話なのでそこはよろしくお願いします。)

 

自分自身成長ダンテを持っています(緑黄)が、同デッキは現環境においてはそこまで高い位置にはいないと思っています。原因は多くありますが、その一つがメメント守神宮の使用率にあると思います。赤青バスター系、チェンジザ系にはもちろん、最近はドルマゲドンなどのデッキにも採用されはじめています。色構成がどうであれ、メメント守は張られた時点で成長ダンテ側のテンポロスは本当に大きいです。そもそも、ファイナル革命とジャミングチャフ(呪文詠唱不可)で封殺するのがこのデッキの勝ち筋であり存在意義ですが、それらに引っかからず実質エクストラターン得るこのカードは本当に厄介です。

 

これはアストラルリーフを採用した形でも変わりません。結局ダンテのチェンジ元を退かされてしまえば、また振り出しに戻ります。また、新しいデッキでチェンジ元になるのはドレミ24ですが、そこから唱えられるラッキーナンバーすらもメメント守はすり抜けてしまいます。

 

次にアストラルリーフ型自体の話に移ります。これは非常に簡単な話ですが、この型はアストラルリーフ君を引かないと非常に苦しい動きになります。従来の型であれば、ポレゴン スナイプモスキート メイ様など殴れる1コストで2ターン目からチェンジしていきますが、アストラル型はアストラルリーフの進化元(マリンフラワー、Tアナーゴ等)が元々殴れません。これは2ターン目の動きの不安定さを表していると言えます。この弱点はラプソディやクルトなどの光の1コストアタッカーを採用することによって緩和できそうですが、そうなればデッキ全体のカラーバランスが悪くなり、結局は早い段階でのダンテまでが実現できません。

 

次の問題点は、オニカマス等の踏み倒しメタカードについてです。踏み倒しメタにも様々な形があります(召喚以外系、マナ参照系、マグナム系)が、成長ダンテはその全てに引っかかってしまいます。そこで除去が問題になります。従来の型は1コストマッハファイターであるつくっちょに頼っています。未来設計図などから引っ張ってくることもできるのでかなり使いやすいカードです。青黄の成長ダンテで踏み倒しメタを処理するカードを見つけることが同デッキが環境で戦うための必要条件であると思います。僕がぱっと浮かぶ物であれば、エンペラーマリベルとかはどうでしょうw。最強のお魚オニカマスは退かせませんが、つくっちょでは届かないデスマッチビートルを処理できます。

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僕自身が書いている途中に思い始めたのですが、従来の「成長ダンテ」を想像するより「サイバー軸のビートダウンに革命チェンジのギミックを採用したデッキ」といった考えをした方がいいのかもしれませんね。

 

ミステリーキューブやハンゾウについても書こうと思ったのですが、アストラルリーフについて語り過ぎてしまいました、成長ダンテ考察にタイトル変えます

 

追記

秒で組みました

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